公演レポート
CONCERT REPORT

  • 2020.2.16
  • 公演レポート

FESTA di CORO ~コーラスの饗宴~ 2020年2月16日(日)

 2020年2月16日(日)、グランドオープンしたばかりの堺市民芸術文化ホール“フェニーチェSACAY”の大ホールにおいて、アマチュア合唱のもつ可能性を幅広く発信する目的で「FESTA di CORO ~コーラスの饗宴~」を開催しました。公演は2部構成で、第1部は例年同時期に開催している「コーラス交歓会」として、第2部は世代単位の合同演奏から成る「記念コンサート~世代を超えて~」として執り行いました。出演者数としては第1部で総勢約700名、第2部で総勢約600名にも及び、出演者も含めた一日の総動員数としては合計2,253名と、当連盟主催のイベントとしては過去最大規模の催しとなりました。

 完成して間もない新しいホールであることや、出演者ごとに異なる動きをしないといけないことなどから、運営としては決して容易いものではありませんでしたが、客演の先生方やホールスタッフの皆様、学校関係者の皆様、司会者やステージマネージャーをはじめとする運営スタッフの皆様のご尽力のお陰をもちまして、「Bravo!」の嵐と共に何とか無事に閉幕に至ることができました。

 本公演を通じて、30団体以上もの合唱団が堺市のアマチュア合唱文化を守り育んできたということの意義を再確認するとともに、未来に繋がる若い歌声から、ホールの名称のようにこの文化が不死鳥の如く連綿と続いていくことが感じられたように思います。なかでも、堺市を代表する指揮者である井村誠貴先生、同じく作曲家・合唱指揮者の石若雅弥先生の手で紡がれた、オーケストラとソリストを伴う大迫力かつ感動的なサウンドは、ホールで演奏を聴かれた方々にとっては鮮烈な記憶となっているのではないでしょうか。(当日の合同演奏はYouTubeでご視聴いただけます!)

 公演の翌週あたりから新型コロナウイルスの感染拡大が国内でも深刻化しはじめ、振り返るとあのような大規模イベントが開催できたことは奇跡に近いことかもしれませんが、当日ホールにてこの体験を共有することができた皆様にとって、この記憶がAfterコロナ期に向けての原動力になっていればと願うばかりです。

イベントの様子(YouTube)

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